★仙人池物語・初の「雲切新道」を行く
    その4 「剣御前小屋ー真砂沢」

◆ 悲惨な状況から剣御前小屋をスタートしましたが、意外と快調に歩けました。
  靴が壊れないように、そっと歩いたせいか、疲れも感じません。
  ・・・・しかし、ついにボロがでて、剣沢小屋手前で剥がれてきました。
  このままでは、雪渓を歩くことができないので、早めに修理をしようと思い、剣沢小屋に
 助けを求めました。
  従業員は、このまま帰った方がいいよと、つれないアドバイス・・・地下足袋でも貸してあげましょうか?
   ・・・・それでもいいかというつもりだったのですが。
  仙人池ヒュッテの関係者なので是非行きたいと相談したところ、天のお助けか
 ・・・ご主人が、棚の靴を持って、この靴が合うならば貸してあげようよ言ってくれました。
  靴のサイズもぴったりでした。・・・・これで、今回の目的が達成できる!!
  ・・・・剣沢小屋のご主人に感謝をしながら、快適に雪渓を下りました。
  今年は、暖冬で積雪が少なかったのですが、3,4月の中途半端な降雪で、2m以上になりました。
 平蔵の谷から滝の付近までは例年以上に残雪があり、安定しています。
  雪渓が得意なベテランの登山者には、理想的な条件だと思います。
  スプーンカットも滑ることもなく、ほとんどアイゼンが必要のないくらいでした。
  ただし、初心者は、平蔵谷までは夏道を利用することをお勧めします。
  長次郎谷出合までは、もっとも歩きやすいシーズンだと思います。
  危険はほとんどありません。
  長次郎谷出合からは夏道になります。・・・案内の印がたくさんありますので、確認しながら、安全に行動して下さい。
  長次郎の雪渓にたくさんの人が見えました。
 ・・・・ちょうど、3週間前から、「天の記」の映画の撮影が、開始されたようです。・・・出来上がるのが楽しみですね。
  

 
剣沢上部の全景 剣御前岳を望む 紅葉間近なチングルマと剣岳
色づくチングルマ
剣沢小屋
剣御前岳の稜線 いつみても雄姿の剣岳
キャップ地の池より剣岳を望む 雪渓上部にさしかかりました
例年より上部は積雪が多く 快適に歩けます
雪渓が苦手な人は夏道を行くこと
平蔵の谷
長次郎の谷 なんと撮影隊が・・・
「点の記」の撮影隊です ここから夏道へ入ります
しっかりした印があります
危険ですから雪渓へ行かないこと
仙人池ヒュッテから来たグループ
真砂沢小屋が見えてきました