続「北アルプスウルトラ縦走記」

★ 挑戦的日帰り縦走記 NO.9

 以前は、毎年の恒例行事であった仙人池ヒュッテへの山行きですが、今回は、一気に早月尾根から、長次郎の雪渓を下り、剣沢雪渓を通って、仙人池ヒュッテへ行く縦走を試みました。
やや難易度が高く、技術的にも、体力的にもハードなコースですが、それぞれのルートは過去に経験があるで、大丈夫だと自信を持って決行しました。長次郎雪渓なので、今日は、アイゼンとピッケルのフル装備です。
やはり、問題は、天候と時間です。秋は、日没が早いので、まずは無理、夏がよさそうです。
雨の後の雪渓は滑りやすいので、要注意です。天候がよいのが何よりです。
結局、夏の8月、日没の最も長い日を選びました。
車は、馬場島の駐車場に置き、1泊2日の工程の次の日にマウンテンバイクで取りに行きます。
仙人池から欅平までは、大学時代から10数年間、春・夏・秋とシーズンと通して通っていますので、2日からは簡単なレポートとします。
そのために、今回は、1日目を中心として、日帰り縦走記として取り上げました。
余談ながら、春は6月、小屋の荷上げ前、秋は小屋閉まいをし、一緒に帰った時もあります。
以前は、かなり長い期間、「仙人池ヒュッテのホームページ」を運営もしていました。
通称「おばちゃん」とは、大変、仲良くしてもらっています。
今は、おばちゃんの孫が小屋を仕切っています。
息子の慎一郎くんは、現在も称名滝の「レストハウス称名」をやっています。

 
 
松尾平にて記念写真 今日の行程は長いので、一気に登る。  すぐに、大日岳が見えました。
 
予定より早く早月小屋へ着いた。 稜線に「ガスがかかってきました。  早月小屋に挨拶してすぐに出発。
 
癒しのために、花の撮影を  
 
2600mのピークの後ろが頂上です。 紅葉があればよい撮影ポイントです。  一気に鎖場を登ります。
 
2800mのピークがもう後ろです。 頂上に到着しました。  剣岳の頂上は賑わっています。
 
頂上の休憩は、短めに。 源次郎の尾根伝いに下がります。  八つ峰が近くなりました。
 
ここの雪渓を下ります。 源次郎のコルから雪渓に下ります。  別山北尾根です。
 
岩場には、魚津高校ルートなどの 名前がたくさんついています。  雪渓と岩の殿堂です。
 
最も急な雪渓を降りました。 ここからは、アイゼンを外します。  
 
今、降りた急斜面です。  ここまで来るとほっとします。
 
なんとテント泊です。 ここで岩場の挑戦をしています。  長次郎雪渓出合までおりました。
 
剣沢雪渓の下の方向 剣沢雪渓の上部の方向  真砂沢キャンプ場
 
まだ雪が残っています。 二股の大きな岩です。  三の窓雪渓が見えてきました。
 
剣岳頂上・小窓の王、池ノ平山 だんだん近くなりました。  逆光で、輝いています。
 
別山北尾根が見えました。 朝は、素晴らしい景観なのですが、  でも、神々しく見えていいですね。
 
黒部別山です。  仙人池ヒュッテが見えました。
 
 標準行程表〔山と渓谷・山の便利帳より〕
 

 馬場島 ー 6:30 ー 早月小屋 ー 3.20 ― 剣岳頂上 ー 2:30 ― 真砂沢ロッジ ー 1:30 − 二股 
  −2:40 − 仙人池ヒュッテ (泊)
 仙人池ヒュッテ − 1:30 − 仙人温泉  ー 1:50 ー 阿曽原温泉 − 4:00  −欅平 − (トロッコ)
 − 宇奈月温泉 − (電車)  − 滑川 −自宅

★早月尾根から長次郎の雪渓を下り仙人池へ行く   その1