続「北アルプスウルトラ縦走記」

★ 挑戦的日帰り縦走記 NO.8

 今回は、積雪期限定の「毛勝三山」縦走を計画しました。
 この毛勝三山は、アルピニストの憧れ、剣岳北方稜線にあります。
 夏場は、登山道がなく、ブッシュが多くて縦走は、困難を極めますが、春の残雪期は、比較的に簡単に登れます。
 ・・・雪渓の急斜面がありますので、装備としての、アイゼン・ピッケルは必需品です。
 問題は、縦走して下りるには、移動の距離が長いので、猫又山を降りる南への道路が開通していなければ、かなり時間がかかります。南又の入り口は、いつもゲートが締まっているので、注意する必要があります。
 日曜日は、たまに、魚津市の市役所に届け出をし、正式に許可を得て、入山する人がいるので、そのタイミングを見計らって決行することにしました。・・・したがって、ゲートがあくまで、朝一番は無理です。
 車を南又に置きたいところですが、入山される人が、下りてくると、当然、ゲートのカギが締まるので、車が通れなくなります。今日は、「マウンテンバイク」で降りることにしました。
 南又に自転車を置いて、車で阿部木谷まで移動して、阿部木谷からのスタートになります。
 この阿部木谷は、初夏の夏スキーのメッカです。何回も、登ったりしているので、気楽でした。
 縦走し、南又の雪渓を下りると、マウンテンバイクで南又入口まで移動します。
 ここから、阿部木谷まで、マウンテンバイクで登るのが、疲れてからの登りになるので、結構重労働です。
 今日は、快晴でしたので、最高の山行となりました。
 
 
降りるとさらに剣岳が近くなりました。 早月尾根・大日岳が見えます。  手前が「赤谷山」です。
 
東芦見尾根が近くなりました。 山スキーのグループです。  剣岳の勇姿を最後です。
 
東芦見尾根へのコルです。  いよいよ降りるのみです。
 
南又谷を一気に下ります。 毛勝岳。遠くに朝日岳が見えます。  最初は、急な下りになります。
 
急斜面だけは、アイゼンとピッケルで 山スキーヤーが豪快に滑ります。  
 
転倒・・・山スキーは難しい。 佐伯さんのグループでした。  流石ベテランです。
 
上からも滑ってきました。 私もアイゼンを外して・・・ピッケルだけで  豪快にグリセードで降りました。
 
あっという間に、ここまで降りました。  雪渓の下部にきました。
 
雪渓が解けています。 巻道を利用しながら、降ります。  
 
 林道の最終地点にきました。 流石に、下りは早かった。  
  ※ ここから、マウンテンバックで一気に南又への入口まで降りました。
マウンテンバイクも下りは、大変、快適でした。
しかし、南又入口から阿部木谷の駐車場までは、かなり、スタミナを消耗してしまい、疲れました。
南又からの林道は、距離がかなりあるので、1人では、このような方法が良いかと思います。
グループの登山では、車が2台あれば、比較的に簡単に行けるコースだと思います。

★春の毛勝三山を大縦走する その3 「猫又山から南又谷へ下る」