続「北アルプスウルトラ縦走記」

★ 挑戦的日帰り縦走記 NO.7

 ◆期間限定の黒部峡谷・下の廊下縦走を計画しました。
 このコースは、1年中、雪に閉ざされた箇所があり、関電が毎年登山者の為に整備し、一般開放しています。
9月下旬から10月上旬にかけて整備が終了し、期間限定で通行可能となります。
整備の状況によって、通行可能期間は、毎年異なります。
整備していない時期は、残雪もあり、かなり上の巻道を行かねばならないところが、何か所もあります。
しかし、丁寧に整備した状態では、非常に快適な登山道となっています。
特に、景勝地の十字峡・白竜峡までは、とても安全なコースとなっているので、阿曽原で宿泊すれば、意外と簡単に行けるコースでもあります。
ただし、白竜峡より上部は、雪渓をトラバースするところもあり、充分な注意が必要です。
下から、黒部ダムへ登るコースは、体力が必要かもしれません。
渓谷は、日没が早く、阿曽原温泉からは、早く出発した方がよいと思います。
今回は、一気に、欅平まで行くので、時間にゆとりが欲しくて、黒部ダムの「ロッジくろよん」に宿泊しました。
秋のシーズンなので、トロッコ電車も混雑が予想され、早めに欅平へ到着する計画です。
流石に雨が降ると一気に増水するので、とても危険です。
最も、天気が安定した日を選び、決行しました。
 
 
まだ薄暗い出発となりました。 内蔵助の出合です。ここから内蔵助平を通って、仙人池へ行けます。  流石に、下の廊下の上部は、水流が多いときは危険です。
 
ずーと川沿いを行くので、退避場所がありません。やはり期間限定ですね。 クライマーが憧れる、「黒部別山大タテガビン」の岸壁です。  
 
まだこの辺は、紅葉が早い要です。 紅葉になると綺麗でしょうね。  
 
このような滝が、たくさんあります。  ここまでくると、日が差し始めて、明るくなりました。
 
新越の滝 ここまで来ると、やや色づきました。  まだ雪渓があります。
 
万年雪のところもあります。  
 
登山道にも雪があります。 このV字峡谷は、雨が降ると最悪です  。
 
ようやく白竜峡に着きました。 とても神秘な美しさです。  

 
この狭さでは、洪水の時は 逃げ場がありません。  
 
 標準行程表〔山と渓谷・山の便利帳より〕
 

 自宅 − 滑川駅 ー 糸魚川駅 ー 松本経由 ー 黒部ダム ー ロッジくろよん(泊)
 ロッジくろよんー(0:30)ー黒部ダムー(1:35)ー内蔵助出合ー(3:30)ー十字峡ー(2:20)ー仙人ダム
ー(1:00)ー阿曽原温泉ー(4:00)ー欅平ー(トロッコ1:30)ー宇奈月駅ー滑川駅ー自宅 

★黒部ダムから欅平へ「秋の下の廊下」を縦走する
       その1  「黒部ダムから白竜峡へ行く」