続「北アルプスウルトラ縦走記」

★ 挑戦的日帰り縦走記 NO.6

 ◆この計画は、以前から考えていましたが、実行は、なかなか困難がありました。
@出発地点と、到着地点が異なるので、自家用車での、日帰り登山は無理だったのです。
A以前に紹介した「ウルトラ縦走記 西穂岳ー剣岳編」の頃には、馬場島へは、定期バスが2便あったので、もしかすると可能だったかもしれませんが、伊折部落にも人が住まなくなり、バス路線が廃止されました。
 やや、邪道ではありますが、前日に、称名平の駐車場にマウンテンバイクを置きました。
 さらに、自家用車を立山駅の駐車場に置いて、後は電車で自宅へ帰りました。
 ・・・なぜ、マウンテンバイクを称名平に置くかというと。
 決行の日が秋であり、日没が早く、さらに称名滝付近は、「つるべ落とし」のように、すぐに暗くなります。
 そのため、夕方になれば、観光地であるために、早めに称名道路のゲートが閉まり、通行できません。
 このような秋の縦走は、いろんなことが壁になることがあり、時間と体力の勝負となります・。
 馬場島への定期バスが廃止路線となったので、足がなく、今回は、息子に、馬場島まで送ってもらいました。
 自分の登山史上、最初で最後の人に頼った日帰り登山でした。
 
     
 伊折橋から早月川上流です。雨の為、ガスがかかり、剣岳は見えません。  途中で出会った登山者もこのとおり、雨具で完全武装です。  ようやく写真を撮影できるようになったのは、2450mポイントです。
     
 2600mの三角点がうっすら見えます。  2600mへ目指してもくもくと登ります。  ようやく雨があがり、皆さん軽装になりました。
     
 2600mの三角点で休憩  2800mの三角点が見えてきました。   2800mの三角点からの頂上へ向かう尾根が見えてきました。
     
 早月尾根の頂上へのコルに着きました。一気に視界が開けました。  うっすらと頂上が見えてきました。  ここまでくると達成感があります。
     
   ここまで登りましたが、下はガスです。  いよいよ最後の登りです。
     
 早月尾根、最初で最後の難関  鎖場です。  個々だけは、要注意です。
     
 ここは、絶好の撮影ポイントです。  いかにもクライマーという岩場です。  別山・立山三山が見えました。
 
 標準行程表〔山と渓谷・山の便利帳より〕
 
 自宅 − 馬場島 ー (6:30) ー 早月小屋 ー (3:30) ― 剣岳頂上 ー (3:20)
 − 剣御前小舎  ー (1:10) − 雷鳥沢  ー (0:50) ー 室堂堂乗越 − (3:40)
 ー 大日岳  ー (1:40) − 大日平山荘  ー (1:55) ー 称名平 ー 自宅

★馬場島から剣岳頂上ー剣御前ー大日岳ー称名平への日帰り縦走
       その1  「馬場島から剣岳頂上」