コルに到着しました。しかし、周りはなにも見えません。
2枚目は、今登ってきた、2800m。2600mのピークです。右に、池ノ谷から湧き上がるガスが見えます。
3枚目、コルで出会った下山者です。
本当は、この時間には、下っている必要があるのですが。相当時間がかかってしまいました。
 
     
 頂上付近の最後の難関、「早月尾根の鎖場」です。
残雪がbあるときは、ここが、最も危険な場所となります。
夏の鎖場は、別山尾根コースの「カニのタテバイ」「カニのヨコバイ」よりも簡単です。
しかし、慎重に登った方がよいでしょう。
頂上を眺めると、青空が見えます。右と左のギャップが大きいですね。
 
     

続「北アルプスウルトラ縦走記」

★ 挑戦的日帰り縦走記 No.5

★海抜0mから3000mの剣岳へ「ウルトラ日帰り登山」 その2

 いよいよ頂上付近の最後のコルに近づきました。
ここを登れば、立山・大日岳方面が一望にできる尾根にたどり着きます。
 
     

◆早月小屋から剣岳頂上へ行く

 ついに2800mのピークに着きました。
ここからの登りは、剣岳らしい本格的な岩場の連続となり、充分注意する必要があります。
ガスが多くなり、頂上は全く見えなくなりました。
 
     
 標準行程表〔山と渓谷・山の便利帳より〕
 

 魚津水族館 ― 箕輪温泉 ― 伊折 ー 馬場島 ー 6:30 ー 早月小屋 ー 3.20 ― 剣岳頂上
 ー 1:40 ― 早月小屋 ー 3:40- 馬場島 ー 伊折 ― 箕輪温泉 ー 自宅

早月小屋までの行程は、体力勝負ですが、早月小屋から頂上までは、難所がいくつかあります。
特に鎖場付近や、春山、初夏の登山のときは、雪渓が残っていますので、要注意です。
滑落に注意しなければならないので、雪渓は、アイゼンとピッケルがなければとても危険です。
春山で、雪渓が凍っていた時には、勇気ある撤退をした時があります。
最近はやりの、マラニックやマラソン登山は、雪渓があるときは、止めた方が良いと思います。
山の天気は急変しやすく、風が強く、雨が降った時は、冬並みに気温が下がります。
無理のないスケジュールで行動したいものです。
今回の計画は、「早月小屋」まで10:00頃の予定でしたが、11:00になってしまいました。
予想はしていましたが、エネルギー不足となりました。マラソンで言えば「、エネルギーの枯渇」です。
この対策として、先日、春山で、補給の食糧・飲料水・栄養剤を荷上げしておきました。
今回の達成は、早月小屋で、エネルギーを充填できたことが一つの要因だと思います。
頂上までの往復を3時間と見て、帰りは、早月小屋から馬場島まで2時間半で行く必要があります。
松尾平の付近は、剣岳の陰になり、日が沈まなくても、つるべ落としのように、急激に暗くなります。、
 ついに剣岳の頂上へ到着しました。
早月尾根から登った人たちは、2組しかいませんでしたが、頂上には、別山尾根コースから登った人たちが一杯です。
別山尾根コースは、展望もよく快適だったようです。剣岳へ登った人たちの表情は、達成感が溢れています。
写真は、頂上の社にて、登頂した皆さんとの記念写真です。
 
   
 今日は、時間に余裕がないので、早月小屋への挨拶はそこそこに、出発しました。
ここからは、ハイマツ等が中心の高山樹林帯となります。尾根伝いの登山道が多くなりました。
さらに、剣岳特有のガスがかかってきたので、時々視界が悪くなりました。
右側は晴れていても、池ノ谷から上がってくるガスがどんどん沸いて出てきます。
3枚目の写真は、2600mのピークでの記念写真です。